
オフィスチェアとゲーミングチェアの違いがよくわからなくて、どっちを買えばいいか迷っていませんか。
私も在宅ワークを始めたとき、まさに同じ悩みを抱えていました。見た目の好みだけで選べばいいのか、それとも機能面で明確な差があるのか、ネットで調べるほど情報が多くて余計に混乱するんですよね。
とくに腰痛が気になる方や、仕事と勉強やゲームの用途を兼用したい方にとっては、失敗したくない買い物だと思います。知恵袋やなんjなどの掲示板でもどっちがいいかという議論は尽きませんし、テレワーク需要が増えた今、オフィスチェアをゲーム用途で使いたいという声も増えています。
この記事では、オフィスチェアとゲーミングチェアの違いを機能やデザイン、価格帯などの観点からわかりやすく比較し、あなたの使い方に合った一脚を見つけるための判断基準をお伝えします。ゲーミングチェアは仕事に向かないのかという疑問や、おすすめの選び方まで網羅していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 1オフィスチェアとゲーミングチェアの構造的な違いがわかる
- 2腰痛対策や長時間作業に適したチェアの選び方がわかる
- 3テレワークや勉強などの用途別におすすめの選択肢がわかる
- 4仕事とゲームを兼用する際の現実的な判断基準がわかる
オフィスチェアとゲーミングチェアの違いを徹底比較
まずは、オフィスチェアとゲーミングチェアの基本的な違いを項目ごとに整理していきます。見た目だけではわからない構造や機能の差を理解しておくと、自分に合ったチェアを選ぶときの判断がグッと楽になりますよ。
ゲーミングチェアと普通の椅子の違いとは

そもそもゲーミングチェアと普通の椅子(一般的な事務椅子やダイニングチェアなど)には、設計思想の段階で大きな差があります。
ゲーミングチェアは、もともとレーシングカーのバケットシートをヒントに開発されたチェアです。
体をしっかりホールドする形状になっていて、座面の両サイドがせり上がったデザインが特徴的ですね。
一方で、一般的な事務椅子はデスクワークでの前傾姿勢を前提に作られていることが多く、座面がフラットでシンプルな構造のものが主流です。
具体的な違いをまとめると、以下のようになります。
| 比較項目 | ゲーミングチェア | 普通の椅子(事務椅子) |
|---|---|---|
| 座面の形状 | バケット型で体を包み込む | フラットで汎用的 |
| ヘッドレスト | 標準装備が多い | 付いていないモデルが多い |
| ランバーサポート | クッションタイプが主流 | 非搭載または簡易的 |
| リクライニング | 130〜180度まで対応 | 非対応または小幅 |
| デザイン | カラフルで個性的 | 落ち着いたシンプルなもの |
こうして並べてみると、ゲーミングチェアは「長時間座り続ける人が、体をしっかり預けられるように作られた椅子」という位置づけがわかりやすいかなと思います。
普通の椅子で長時間のPC作業やゲームをしていると、どうしても姿勢が崩れてきて肩や腰に負担がかかりやすいんですよね。
ゲーミングチェアは、そういった問題をサポート機能で補おうとしている点が最大の違いです。
ゲーミングチェアは仕事に向かないのか

「ゲーミングチェアは仕事に向かない」という意見を目にすることがありますが、これは半分正しくて半分誤解だと私は感じています。
ゲーミングチェアがオフィスワークに不向きとされる理由のひとつは、座面や背もたれのホールド感が強すぎて、前傾姿勢をとりにくいという点です。
デスクワークでは、キーボードやマウスに向かって少し前のめりになる姿勢が自然ですが、ゲーミングチェアのバケット形状は体を後ろに預ける後傾姿勢に最適化されています。
そのため、タイピングがメインの仕事をしている方だと、やや窮屈に感じるケースがあるんですね。
ただし、最近のゲーミングチェアはオフィス利用を意識した設計のモデルも増えてきています。
座面がフラットに近いタイプや、シンプルなカラーリングで職場に置いても違和感のないデザインのものも登場しているので、「ゲーミングチェア=仕事に向かない」と一括りにするのはもったいないかなと思います。
仕事で使えるかどうかのポイント
前傾姿勢での作業が多いか、後傾姿勢でモニターを見る作業が多いかで判断するのがおすすめです。
後傾姿勢が中心なら、ゲーミングチェアは仕事用としても十分に活躍してくれます。
オフィスチェアとゲーミングチェアの腰痛対策

腰痛対策としてどちらが優れているかは、多くの方が気になるポイントですよね。
結論からいうと、どちらのチェアにも腰痛を軽減するための機能は備わっていますが、アプローチの仕方が異なります。
ゲーミングチェアの場合、取り外し可能なランバーサポートクッションが付属しているモデルが多いです。
このクッションを腰のカーブに合わせてセットすることで、腰椎のS字カーブを保ちやすくなります。
一方、オフィスチェア(とくに中〜高価格帯のエルゴノミクスチェア)は、背もたれ自体にランバーサポート機構が内蔵されていて、高さや押し出し具合を細かく調整できるものが主流です。
つまり、ゲーミングチェアは「クッションで外から支える」、オフィスチェアは「構造そのもので支える」という違いがあるわけですね。
長時間のデスクワークで慢性的に腰が辛いという方には、調整の自由度が高いオフィスチェアのほうが体にフィットしやすい傾向があります。
ただし、ゲーミングチェアでもランバーサポートの位置を自分でこまめに調整すれば、十分な腰痛対策になりますよ。
腰痛の原因は椅子だけでなく、座り方やデスクの高さ、作業時間の長さなど複合的な要因が関係します。
痛みが続く場合は、チェアの買い替えだけで解決しようとせず、医療機関への相談も検討してください。
オフィスチェアとゲーミングチェアはどっちがいい
正直なところ、「どっちがいい」という問いに対する万人共通の正解はありません。
ただ、使い方と優先する項目を整理すれば、自分にとっての正解はかなり絞り込めます。
たとえば以下のような視点で考えてみると、選びやすくなるかなと思います。
| 重視するポイント | おすすめのチェア |
|---|---|
| 長時間のデスクワーク(前傾姿勢) | オフィスチェア |
| ゲームや動画視聴(後傾姿勢) | ゲーミングチェア |
| リクライニングで仮眠もしたい | ゲーミングチェア |
| 細かい体格調整をしたい | オフィスチェア(中〜高価格帯) |
| 予算を抑えたい(3万円以下) | ゲーミングチェア |
| 職場やリビングに馴染むデザイン | オフィスチェア |
知恵袋などの掲示板では「絶対にオフィスチェア派」「ゲーミングチェアで十分」と意見がはっきり分かれがちですが、それぞれの方の使い方が違うので当然ともいえます。
大切なのは、自分が一日のうちどんな姿勢で何時間座るのかを具体的にイメージすることです。
そのうえで、上の表を参考に優先順位を決めてみてください。
ゲーミングチェアとオフィスチェアの兼用は可能か

仕事もゲームも一脚で済ませたいという方は少なくないですよね。
結論としては、兼用は十分に可能ですが、どちらの用途を「メイン」にするかで選ぶモデルが変わってきます。
たとえば、日中はテレワークで8時間デスクワークをして、夜に2〜3時間ゲームをするという使い方であれば、メインはデスクワークですからオフィスチェア寄りのモデルを選ぶのが合理的です。
逆に、ゲームや動画視聴がメインで、たまに書類作業をする程度なら、ゲーミングチェアのほうが満足度は高いでしょう。
最近はゲーミングチェアの見た目をしたオフィス向けモデルや、オフィスチェアのように調整機能が豊富なゲーミングチェアなど、両者の境界が曖昧になってきている製品も増えています。
兼用を前提にするなら、以下の機能が揃っているモデルを選ぶと失敗しにくいです。
兼用チェアに欲しい機能
- 4Dアームレスト(前後・左右・上下・角度の調整が可能)
- リクライニング角度120度以上
- ランバーサポートの高さ調整が可能
- 座面の奥行き調整(スライド機能)
なお、オフィスチェアの肘掛けはいらない?後悔しない選び方の記事でもアームレストの要不要について詳しく解説していますので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
目的別に見るオフィスチェアとゲーミングチェアの違い
ここからは、具体的な用途やシーンに応じて、オフィスチェアとゲーミングチェアのどちらが適しているかをもう少し掘り下げていきます。自分の生活スタイルに近い項目から読んでみてくださいね。
オフィスチェアをゲーム用途で使うコツ
「オフィスチェアはゲームに向かないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、いくつかの工夫をすれば快適にゲームを楽しめます。
オフィスチェアでゲームをする際に一番気になるのは、後傾姿勢でくつろぎにくいという点です。
オフィスチェアの多くは背もたれの角度が浅めに設計されているため、モニターから距離を取って体を預けるような座り方にはやや不向きなんですよね。
この問題を解決するには、まずリクライニング角度が大きめのオフィスチェアを選ぶのがポイントです。
エルゴノミクス系のオフィスチェアには、リクライニングが120度以上まで倒せるモデルもあるので、そういったものを選べばゲーム時のリラックスした姿勢にも対応しやすくなります。
加えて、ヘッドレスト付きのモデルを選ぶか、後付けのヘッドレストを導入すると、頭を預けたままプレイできるので首の負担が軽減されます。
オフィスチェアのメリットである通気性の良いメッシュ素材は、長時間ゲームをしても蒸れにくいという点で実はかなりありがたいですよ。
ゲームにも使えるオフィスチェアのおすすめ
ゲーム用途も兼ねたいけれど、見た目はオフィスチェアがいいという方に向けて、チェアを選ぶ際に注目したいスペックを整理します。
おすすめの条件としては、以下のようなポイントを満たしているモデルです。
ゲーム兼用オフィスチェアの選定基準
- ヘッドレスト付きのハイバック仕様
- リクライニング角度が120度以上
- アームレストが高さ調整可能
- 座面の奥行きが調整できるとなお良い
- メッシュ素材で長時間でも蒸れにくい
国内で手に入りやすい価格帯でいうと、3万〜7万円程度のエルゴノミクスチェアがこの条件に当てはまるモデルが多い印象です。
一方、1万円以下の事務用チェアだと調整機能がほとんどなく、ゲーム中の後傾姿勢に対応しきれないケースが多いので注意してください。
なお、具体的なメーカーやモデルの選定は、実際に座って確かめるのが一番確実です。
家具量販店やオフィス家具の専門ショップで試座できる場合は、ぜひ足を運んでみることをおすすめします。
オフィスチェアやゲーミングチェアで勉強する際の注意点

受験勉強や資格の学習など、デスクに向かって長時間集中したい場面でチェア選びはとても重要です。
勉強においてはゲームや仕事以上に「正しい姿勢を維持する時間」が長くなる傾向があるので、体に合った座面の高さに調整できるかどうかが最優先のチェックポイントです。
ゲーミングチェアの場合、座面が比較的高めに設定されているモデルが多いため、身長が低めの方だと足が床に着かず、姿勢が不安定になるケースがあります。
購入前に座面の最低高さを確認して、自分の身長に合うかどうかチェックしておきましょう。
オフィスチェアは座面の高さ調整範囲が広いモデルが多く、身長150cm台の方でもフィットしやすい製品が見つかりやすいです。
また、勉強中はどうしても前傾姿勢になりがちなので、前傾チルト機能があるオフィスチェアは特に相性が良いですね。
一方、ゲーミングチェアの深いリクライニングは勉強の合間の休憩にはぴったりです。
そっと背もたれを倒して目を閉じれば、椅子に座ったまま短い仮眠をとることもできます。
勉強用チェアの場合、アームレストがデスクの天板と干渉しないかも事前に確認しておくと安心です。
肘掛けがデスクの下に入らないと、椅子を十分にデスクに寄せられず、前傾姿勢で体に余計な負担がかかることがあります。
オフィスチェアのおすすめの選び方

ここまで読んで「やっぱりオフィスチェアにしよう」と思った方に向けて、後悔しない選び方のポイントを整理しておきます。
予算帯ごとの特徴を把握する
オフィスチェアはゲーミングチェアと比べて価格の幅が非常に広いのが特徴です。
1万円以下のエントリーモデルから、10万円を超えるハイエンドモデルまで様々ですが、一般的な目安としては3万円を超えるあたりから座り心地と調整機能の質がぐっと上がる印象です。
予算に余裕がある方は5万〜8万円台のモデルが機能と価格のバランスが良く、長く使いやすいですね。
耐久性と保証期間を確認する
オフィスチェアは一般的にゲーミングチェアよりも耐久性が高い傾向にあります。
一般社団法人日本オフィス家具協会(JOIFA)は、オフィスチェアの標準使用期間を「製造年から8年」と定めています(出典:JOIFA 日本オフィス家具協会「JOIFA標準使用期間について」)。
一方、ゲーミングチェアの一般的な寿命はおよそ3〜5年程度といわれています。
もちろんこれらはあくまで一般的な目安であり、使用頻度やメンテナンス状況によって変動しますが、長期的に見たコストパフォーマンスを重視するならオフィスチェアに軍配が上がりやすいです。
張り地の素材で選ぶ
オフィスチェアの張り地は、主にメッシュ、ファブリック(布)、レザーの3種類があります。
通気性を重視するならメッシュ一択ですし、高級感のある見た目にしたいならレザーが合います。
ファブリックはバランス型で、冬場に冷たくなりにくい点がメリットです。
ゲーミングチェアはPUレザー(合成皮革)が主流ですが、経年劣化で表面がボロボロと剥がれてくることがあります。
素材の寿命もチェア全体の寿命に直結するので、購入時にチェックしておくと安心ですよ。
なお、デスク環境全体の整え方について知りたい方は、デスク環境は何から整える?初心者向け完全ガイドも参考になるかと思います。
オフィスチェアとゲーミングチェアの違いまとめ
ここまでオフィスチェアとゲーミングチェアの違いを様々な角度から比較してきましたが、最後にポイントを整理しておきますね。
オフィスチェアは前傾姿勢のデスクワークに最適化されていて、調整機能が豊富で耐久性も高い傾向にあります。
一方、ゲーミングチェアは後傾姿勢での使用に強く、リクライニングやヘッドレストなどリラックス系の機能が充実していて、比較的手頃な価格帯から手に入ります。
どちらが優れているという話ではなく、自分の主な使い方に合ったチェアを選ぶことが、結局は一番の満足感につながります。
テレワークがメインなのか、ゲームや勉強がメインなのか、あるいは兼用したいのかによって、最適な一脚は変わってきます。
この記事でお伝えした比較ポイントを参考に、ぜひ後悔のないチェア選びをしてください。
もし可能であれば、購入前に実店舗で試座してみることを強くおすすめします。
スペック上は完璧でも、実際に座ってみると体に合わないということは珍しくありません。
最終的な判断は、ご自身の体と使い方に正直に向き合って決めるのが一番ですよ。