デスク環境の基礎知識

オフィスチェアの捨て方は分解すれば費用を抑えられる

オフィスチェアを処分したいけど、そのまま粗大ゴミに出すと費用がかかるし、分解して一般ゴミにできないかな…と考えている方は多いかもしれません。

実際、オフィスチェアの捨て方にはいくつかの選択肢があり、分解して小さくすれば無料で処分できるケースもあります。

ただし、ガスシリンダーの取り外しや素材ごとの分別など、知っておかないと困るポイントがけっこうあるんですよね。

粗大ゴミの料金や品目の区分は自治体によって異なりますし、ニトリなどの家具店で引き取りしてもらう方法や、不用品回収業者を利用するという手段もあります。

また、ゲーミングチェアの捨て方やリサイクルショップでの売却、個人での処分方法など、状況に合ったベストな手段を選ぶことが大切です。

この記事では、オフィスチェアの分解方法から各処分方法の費用感まで、できるだけ具体的にまとめました。

記事のポイント
  • 1オフィスチェアを分解して一般ゴミとして無料で捨てる方法と手順
  • 2ガスシリンダーの外し方や分解できない場合の対処法
  • 3粗大ゴミの料金相場やニトリの引き取りサービスなど複数の処分方法
  • 4費用・手間・状況に応じた最適な捨て方の選び方

ここではまず、オフィスチェアを自分で分解して処分する方法について詳しく解説していきます。分解の具体的な手順や必要な工具、つまずきやすいポイントを順番に紹介しますので、はじめての方でも安心して取り組めるかと思います。

オフィスチェアの分解方法と手順

オフィスチェアを分解する目的は、パーツを小さくして一般ゴミとして出せるサイズにすることです。

多くの自治体では、最大辺が30cm以下になれば不燃ゴミや可燃ゴミとして出せるルールになっています。

ただし、この基準は自治体ごとに異なるため、作業を始める前にお住まいの自治体のゴミ分別ルールを必ず確認してください

分解の基本的な流れ

まず、オフィスチェアを安全な場所でひっくり返します。

床を傷つけないよう、ダンボールや古い毛布を敷いておくのがおすすめです。

最初に取り外すのはキャスターです。

キャスターは脚部分に差し込まれているだけのタイプが多いので、まっすぐ引き抜けば外れることがほとんどですね。

固くて抜けない場合は、マイナスドライバーを隙間に差し込んでテコの原理で持ち上げると外しやすくなります。

次に、座面と背もたれを固定しているボルトをプラスドライバーや六角レンチで外していきます。

ネジのサイズはチェアによって異なるので、複数サイズのドライバーセットを用意しておくと安心です。

座面と背もたれが外れたら、残るのはガスシリンダーと脚ベースの部分になります。

分解に必要な工具

基本的な分解に必要な工具は、プラスドライバー、六角レンチ、ゴムハンマー(または金属ハンマー)の3つです。

ガスシリンダーの取り外しまで行う場合は、パイプレンチや潤滑スプレーもあると作業がスムーズに進みます。

工具をお持ちでない方は、ホームセンターや100円ショップでも基本的なものは揃えられますので、それほど大きな出費にはならないかと思います。

椅子のガスシリンダーの捨て方と外し方

オフィスチェアの分解で最も苦労するのが、ガスシリンダーの取り外しです。

ガスシリンダーとは、座面の高さを調整する昇降機構のことで、金属製の円筒形パーツが脚ベースと座面の間に圧入されています。

長年使用していると固着して外れにくくなるため、正しい手順で作業することが大切です。

ゴムハンマーを使う方法

まず、チェアをひっくり返して脚ベースが上になるようにします。

ガスシリンダーと脚ベースの接合部に潤滑スプレーを吹きかけ、10〜15分ほど浸透させてください。

その後、ガスシリンダーの根元付近をゴムハンマーで真下方向に叩きます。

力を分散させないように、取り外したい方向に対して垂直に衝撃を与えるのがコツですね。

何度か叩いているうちにガスシリンダーが脚ベースから抜け落ちるはずです。

パイプレンチを使う方法

ゴムハンマーで外れない場合は、パイプレンチを使う方法が有効です。

パイプレンチでガスシリンダーをしっかり挟み、ゆっくり回転させるように力を加えます。

固着が緩んだら、あとはハンマーで軽く叩くだけで抜けるケースが多いですね。

安全上の注意

ガスシリンダーの内部には圧縮ガスが封入されています。

切断や穴あけは絶対に行わないでください。

取り外したガスシリンダーは、不燃ゴミまたは金属ゴミとして処分するのが一般的ですが、自治体によってはそのまま粗大ゴミと一緒に出せる場合もあります。

必ずお住まいの自治体のルールに従って処分してください。

椅子が分解できないときの対処法

いざ分解しようとしても、ネジが錆びて回らない、ガスシリンダーがどうしても抜けないなど、うまくいかないケースは珍しくありません。

特に5年以上使い込んだオフィスチェアは、パーツ同士が固着していて簡単には外れないことがあります。

ネジが回らない場合

ネジが錆びて固くなっている場合は、潤滑スプレーをネジ頭に吹きかけてしばらく放置してみてください。

それでもダメなら、ドライバーの先端をネジに押し当て、ドライバーのお尻をハンマーで軽く叩くと衝撃で錆が緩むことがあります。

それでも分解できない場合

無理に分解しようとするとケガのリスクがあるため、無理は禁物です。

分解が難しいと判断したら、粗大ゴミとしてそのまま出すか、不用品回収業者に依頼する方法に切り替えるのが安全ですね。

粗大ゴミであれば分解せずに出せますし、費用も数百円程度で済むことが多いです。

オフィスチェアの粗大ゴミの品目と出し方

オフィスチェアを粗大ゴミとして出す場合、まず知っておきたいのが品目の区分です。

多くの自治体では、オフィスチェアは「いす」や「回転いす」といった品目で登録されています。

回転機能付きのオフィスチェアは、通常の椅子よりも処理手数料が高く設定されていることがあるので注意が必要です。

粗大ゴミの一般的な出し方

まず、お住まいの自治体の粗大ゴミ受付センターに電話またはインターネットで申し込みます。

受付時に収集日と手数料が案内されるので、コンビニやスーパーなどで粗大ゴミ処理券を購入してください。

処理券をオフィスチェアの目立つ場所に貼り付け、指定された収集日に指定場所へ出します。

申し込みから収集まで1〜2週間かかることが一般的なので、すぐに処分したい場合は自治体の処理施設へ直接持ち込む方法もあります。

家庭用と事業用の違い

自治体の粗大ゴミとして出せるのは、あくまで家庭で使用していたオフィスチェアに限られます。

オフィスや事業所で使っていたものは産業廃棄物扱いとなり、自治体では回収してもらえません。

事業用の場合は、産業廃棄物処理業者に依頼する必要がありますのでご注意ください。

オフィスチェアの粗大ゴミ料金の目安

オフィスチェアを粗大ゴミとして出す際の料金は、自治体によってかなり差があります。

あくまで一般的な目安ですが、200円〜1,000円程度が相場です。

自治体(例) 料金の目安 備考
東京都港区 400円 持ち込みの場合は無料
大阪市 200〜400円 回転機能付きは400円
名古屋市 250円 一人掛け用の場合
札幌市 500円

上記はあくまで参考値であり、料金は変更される場合があります。

正確な料金はお住まいの自治体の公式サイトで必ず確認してください

環境省のサイトでも、粗大ゴミの出し方の基本的な流れが案内されていますので、参考にしてみてください。(出典:環境省「ごみ出しのコツをつかんで楽しく分別しよう!」

分解して一般ゴミにすれば処理券代はかかりませんが、工具代や作業の手間を考えると、粗大ゴミとして出すほうが手っ取り早いケースも多いかなと思います。

分解以外のオフィスチェアの捨て方と処分の選択肢

自分で分解する以外にも、オフィスチェアの処分方法はいくつかあります。ここでは、費用をかけずに手放す方法から、手間をかけたくない方向けのサービスまで、それぞれの特徴と費用感を比較しながら紹介していきます。

オフィスチェアを個人で処分する方法

個人でオフィスチェアを処分する場合、大きく分けて「ゴミとして捨てる」か「誰かに譲る・売る」かの2つの方向性があります。

ゴミとして捨てる場合は、先ほど紹介した分解して一般ゴミに出す方法や、粗大ゴミとして出す方法が基本になりますね。

一方で、まだ使える状態のオフィスチェアであれば、フリマアプリやジモティーなどを使って次の使い手を見つけるのも一つの手です。

メルカリやラクマといったフリマアプリで出品すれば、状態が良ければ思った以上の値段がつくこともあります。

ただし、オフィスチェアは大型商品なので送料がかなり高くなる点には注意が必要です。

送料を考えると、ジモティーなどの地元密着型のサービスで手渡しする方が、手元に残るお金は多くなるかもしれません。

オフィスチェアの廃棄にかかる費用の比較

どの方法を選ぶかによって、かかる費用にはけっこう大きな差が出ます。

処分方法 費用の目安
分解して一般ゴミ 0円(工具代を除く)
粗大ゴミ 200〜1,000円程度
家具店の引き取り 0〜4,400円程度
リサイクルショップ 0円(買取の場合は収入)
不用品回収業者 1,500〜5,000円程度

上記はあくまで一般的な目安です。

費用を最小限に抑えたいなら、分解して一般ゴミとして出すか、粗大ゴミとして出す方法が現実的です。

逆に、手間をかけたくない方や急いでいる方は、不用品回収業者を使うと即日対応してくれる場合もあるので便利ですね。

オフィスチェアを無料で引き取りしてもらう方法

費用をまったくかけずにオフィスチェアを手放す方法も、実はいくつかあります。

まず一つ目は、リサイクルショップへの持ち込みです。

オフィス家具の専門店や総合リサイクルショップに持ち込めば、状態が良ければ買い取ってもらえる可能性があります。

特に有名メーカー製のチェアは需要が高いため、無料どころかお金を受け取れるケースもありますね。

二つ目は、知人や地域の掲示板を通じて譲る方法です。

ジモティーなどの地元取引サービスを利用すれば、引き取りに来てもらえる相手が見つかることも多いです。

三つ目として、自治体によっては処理施設への直接持ち込みが無料という場合もあります。

お住まいの自治体の公式サイトで、持ち込み処分の条件をチェックしてみてください。

ニトリでオフィスチェアを引き取りしてもらう手順

新しいチェアをニトリで購入する予定がある方は、ニトリの家具引き取りサービスを利用する方法もあります。

このサービスでは、購入した家具と同数量かつ同容量の不要な家具を、1配送につき4,400円(税込)で引き取ってもらえます。

利用の条件

ニトリの家具引き取りサービスを利用するには、ニトリ配送センターからの配送であることが条件です。

宅配便でのお届け商品や、店舗への持ち込みでの引き取りは対応していません。

また、引き取り対象は購入した商品と同じ種類・同等サイズの家具に限られます。

申し込みの手順

店舗で購入する場合は、レジで「家具引き取りサービスを利用したい」と伝えるだけでOKです。

ニトリネットで購入する場合は、注文時に引き取りサービスのオプションを選択できます。

配送日当日に、新しい家具の搬入と同時に古いオフィスチェアを回収してもらえるので、手間が少ないのが大きなメリットですね。

ニトリ以外にも、IKEAや大塚家具など一部の家具販売店で同様の引き取りサービスを実施している場合があります。

買い替えのタイミングであれば、購入予定の店舗に引き取りサービスの有無を確認してみるのがおすすめです。

ゲーミングチェアの捨て方との違い

ゲーミングチェアとオフィスチェアは構造が似ているため、基本的な捨て方は同じです。

どちらもガスシリンダー式の昇降機構を採用していることが多く、分解の手順もほぼ共通しています。

ただし、ゲーミングチェアはオフィスチェアと比べてサイズが大きく、パーツも頑丈に作られている傾向があります。

ヘッドレストやランバーサポートなど、付属パーツが多い分、分解の手間はやや増えるかもしれません。

また、ゲーミングチェアは分解しても30cmを超えるパーツが多く残りがちなため、分解しても粗大ゴミ扱いになるケースが多いという点は覚えておいた方がよさそうです。

粗大ゴミとしての料金は、一般的なオフィスチェアと同じ区分で扱われることがほとんどですが、サイズによっては高めの料金が適用される場合もあります。

処分前にお住まいの自治体に確認しておくと安心ですね。

オフィスチェアの捨て方は分解と処分方法の見極めが大切

ここまで紹介してきたように、オフィスチェアの捨て方にはさまざまな選択肢があります。

分解して一般ゴミにすれば費用は抑えられますが、工具の準備や作業の手間、ケガのリスクも考慮する必要がありますね。

一方、粗大ゴミとして出す方法は数百円程度の費用で手軽に済ませられますし、不用品回収業者に頼めばすぐに引き取ってもらえるメリットがあります。

処分方法を選ぶときのポイント

費用を最優先にしたい → 分解して一般ゴミ、または粗大ゴミとして処分

手間をかけたくない → 粗大ゴミ、または不用品回収業者に依頼

買い替え予定がある → ニトリなどの家具店の引き取りサービスを活用

まだ使える状態 → リサイクルショップやフリマアプリで売却

大切なのは、自分の状況に合った方法を見極めることです。

費用、手間、スピードのどれを重視するかによって最適な捨て方は変わってきます。

この記事の内容を参考に、ご自身にとって一番納得のいく方法でオフィスチェアを処分していただければ幸いです。

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